きのこの部屋

読後メモやお寺の中のジェンダーなどなどについて書いてます。

お寺の中のジェンダー

2024年に未だ寺に残る「妻は無能力者」思考

「虎に翼」の最初の数週間、明治民法では妻は「無能力者」とされていたということが繰り返し出てきた。「虎に翼」の大好きなところは、地獄をしっかりと書き出して、はっきり言語化するところだ。 まさに「すっきりしないけどはっきりする。」 妻は「無能力…

留守番という仕事

個人的なことが政治的すぎて、政治的なことが個人的すぎて、何をどう訴えたらよいのだろうかと途方に暮れている日々である。 友人たちからするとどこが?と思われるかもしれないけれど、私はこの2年、家に内に籠っている。出かけるのが面倒になった。出かけ…

お寺の中のジェンダー(でもお寺に限らず日本中で起きていること)

抱いてきた違和感 違和感 × ジェンダー 透明な自動ドア 仏教×ジェンダーに関するとあるイベントでお話しさせていただいた時のメモを少しアレンジして残しておきます。 抱いてきた違和感 僧侶と結婚した私が約20年お寺で暮らしてきた中で感じているお寺の中の…

お寺のブログを削除した。

ブログ削除完了 「嫁」という装置 大切にしたいこと 仏教行事の場やお寺に「妻」は必要か ジレンマを抱えながらも ブログ削除完了 お寺のホームページで私が書いていたブログを全削除した。 去年の春にお寺のHPの中で私のブログを始めて最初に書いた「お寺に…

お坊さんと結婚してから抱えてきたモヤモヤの正体はジェンダー由来だった

私が、住職の夫と結婚してお寺にきて20年近く。お寺にはいるけれど、私はお寺の奧さんという役割を背負うことをやめて「私」で生きていこうと思うまでの紆余曲折を書き残しておきます。 初めて「ジェンダー」(文化的、社会的に作られた性差)について当事者…